「他人が真実を隠蔽することに対して、我々は怒るべきでない。なぜなら、我々も自身から真実を隠蔽するのであるから」ーラ・ロシュフコー

 

人間誰しも、隠したい真実ってあるものですよね。本題はその真実を上手く隠し通せるかどうか。僕自身も嘘をつくことがありますが、隠し通すのが何よりも下手です。ポーカーフェイスができません。口で誤魔化しても、内心ドキドキ。ポーカーフェイスが使える大人な人間になれば(精神的)童貞から抜け出せるような気もしています。

どうも。いつまで経っても中身は悪ガキ、うちいくTVおnewです。世間はオリンピックも終わりひと段落。普段はテレビをほとんど見ない僕ですが、珍しく暇なときテレビを見て過ごす日々を送っていました。自分より年下の若い選手が輝いている姿を見ていると、僕はなにをしているんだろうと悲しい気持ちになりました。そんな中で僕が出来る事と言えば、このコラムを書く事くらいしかありません。今回も気持ち悪い文章ではありますが、一生懸命書いていこうと思います。

東京は緊急事態宣言も発出されており、出歩くに出歩けない状況。マッチングアプリで女性とデートを…といきたいところですが暫しの我慢です。東京にちなんで1つ思い出した事があるので、誰得ながら僕の甘酸っぱい初恋の話を今回はしていきたいと思います。(精神的)童貞が完成するプロローグ的な感じで読んで頂ければ幸いです。

 

東京から来た運命のあの子

時は遡って、2006年の4月。僕が小学4年生になった頃、1人の女の子が転入生として僕のクラスへやって来ました。転入生なんて毎年来るものだし過度な期待はせず、窓から見える校庭の風景を見ていました。

「はじめまして、よろしくお願いします。」よくある挨拶。なのに気がついたら、僕の風景は教卓の前で自己紹介をしている女の子の方に切り替わっていました。今思えば、それは一目惚れだったのかもしれません。

東京から来たという彼女は、勉強・スポーツ・ルックスと全て完璧。すぐに人気者となっていました。僕の持っていないものを、全て持っている彼女が羨ましかったのを今でも覚えています。席も近かった為、そこそこ話したりしていましたが、1つ分かった事がありました。それは、家がめちゃくちゃ近いこと。漫画みたいな本当の話です。そこから仲良くなり下校時は毎日、一緒に帰っていました。

僕の学校は、月曜日が5時間授業のため、14時くらいには下校出来ます。月曜日にはその転入生とも近くの公園で遊ぶのが日課になっていました。その遊びの内容とは……。

(任天堂より引用)

任天堂DSです。流行りましたよね。最大の特徴は2画面になっていて、下のパネルがタッチスクリーンになっていることです。画面をタッチして遊ぶ、小学生の僕も凄いインパクトを受けたのを覚えています。そして、「すれちがい通信」という機能は、友達と遊ぶにはもってこいの機能でした。

「どうぶつの森」というゲームは、動物たちが暮らす村にプレイヤーキャラクターが移り住み、住人たちとのコミュニケーションなどを通してほのぼのとした生活を送ったり出来るゲームです。そして、通信を通してお互いの村に遊びに行けたりする画期的なゲームです。

女の子と公園でゲームを通して遊ぶ日課が、当時の僕には幸せだったのでしょう。25歳になる今でも鮮明に覚えているくらいの思い出です。

 

早すぎる別れ

今思えば、その頃には転入生の事が好きだったのでしょう。しかし、そんな日常も長く続く事はありませんでした。その年の冬、突然の別れが告げられます。なんとその子は、1年たらずして東京に転校する事となったのです。その真実を受け入れられず、その時は言葉も出てこなかったのを覚えています。

その子の将来の夢は獣医さんと言っていました。流石です…。転校する前の日、家に行ってプレゼントまで渡したのを今でも覚えています。

(販売サイト)

確かこんな筆箱だったと記憶しています。あんまり喜んでもらえなかったような思い出もあります。この頃から、童貞街道まっしぐらだったのかもしれません。

そんな今は、僕も東京に上京してきてもうすぐ3ヶ月になります。小学生の将来の夢は叶えられてはいませんが、それでも自分のやりたい事は出来ています。その子は今頃獣医師さんになって、たくさんの動物の命を救っているのでしょう。それこそマッチングアプリで再会できたりしないだろうか……。

そんな事を考えながら、車で都市高速を利用して家に帰りたいと思います。帰り際、昔の思い出を振り返った為なのでしょうか。都市高速のあっけなく空いてるこの風景が何故か切なく見えてしまいます。(精神的)童貞の思い通りに進まない恋の記憶でした。

気持ち悪いコラムでしたが今回もありがとうございました。現在の僕の恋模様はまた次週にでもお伝えします。それでは、おnewでした。

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