「最も多くの人を喜ばせることのできる仕事が理学療法」

中日ドラゴンズでも働いた、理学療法士鵜飼先生の素敵な言葉です。

突然ですが実は僕は、理学療法士の資格を持っています。自分で言うのもなんですが”理学療法士”(以後PT Physical Therapistの略称)とは誇りに思える素晴らしい職業です。どうも、PTおnewです。

PTという職業を簡単に説明すると、「身体に障がいのある者に対し、その基本的動作能力の回復を図るためのリハビリをおこない、社会復帰を支援する」仕事です。たまには真面目なコラムをということで、パチスロと絡めながら、PTコラムを書いてみようと思います。

 

PTからみたパチスロ動作の問題点

(PT時代の僕)

パチスロを1日中打っていたら、色々な所が疲れますよね。今回はパチスロでおこなう動作・そして使う筋肉を自分なりに考察してて、起こり得るであろう症状に対してのアプローチを紹介できたらなと思います。

スロットを打つ上で着目したいのは、同じ動作をひたすら繰り返すということ。人間、無意識で疲労が溜まってきた場合は何かしらの動作で代償する”代償動作”と言うものが出てきます。例えばその場に何時間も立っていろと言われたら、足の重心を左右に移して負荷を一点にかからない様にしますよね。

しかしスロットではそれがあまり無いような気がします。レバーを叩く手を左右で変えたりすることは出来ますが、基本は同じ動作を繰り返していることになります。当然身体には負荷がかかります。まずは各動作を周期別に分けてみましょう。

「ベットボタンを押す→レバーを叩く→ボタンを押す」

凄く大まかに言ったらこんな感じでしょうか。これをスロット周期とでも名付けます。今回は地味に面倒な動作、ベットボタンを押すという動作に着目してみたいと思います。

ベットボタンを押す動作ですが、まずは関節に着目してみましょう。写真を見てみると肩が上がっていて内側に入っている。肘は曲がっていることが分かります。この動作により、いろんな筋肉に疲労が訪れます。

人体には大小600を超える筋肉が存在します。筋肉もそれぞれ役割が決まっていて、どの動作をするかによって活動する筋肉も変わってきます。

スロットを長時間打った後は、首から肩にかけたこの辺りに疲労を感じる人が多いのではないでしょうか。

(たかの総合整骨院グループHPより引用)

解剖図で見てみると、僧帽筋・肩甲挙筋と呼ばれる辺りでしょうか…。肩を上げたりする時に使う筋肉です。ということで、僧帽筋・肩甲挙筋の疲れを解消する簡単なアプローチをご紹介したいと思います。

 

PT流パチスロ肩こり解消法

まずは僧帽筋から。僧帽筋は人体の中でも画像を見て頂くと分かる通り、結構大きな筋肉になります。大きいため僧帽筋の部位でも役割が違うんです。スロットで使う部位は上の方にある上部繊維辺りではないでしょうか。

①まずは、伸ばしたい方の手首を反対の手で持ち下に引っ張る様に引き下げ固定します。

②首を伸ばしている方と反対側に倒すことによって伸張感が感じます。

ストレッチは、じわーっとゆっくり筋肉を伸ばす様な感じでおこなうと効果的です。筋肉が伸びている感じがしたらそこで30秒程キープして伸ばしてあげます。これをセット数を決めて複数回おこなうことで、多少は緩和できると思います。ただ、ストレッチは一時的なものなのでよっぽど酷い場合は病院へ行きましょう。(笑)

次に肩甲挙筋です。

①肩に手を置き、肩甲骨を上げて行きます。上げ方のイメージとしては肩回しで後ろから前に持ってくる時の様な感じです。

②さらに手を上げている方と反対側に身体を倒してあげれば伸張感が高まります。

30秒キープで3〜5セット左右交互に繰り返していきます。これで長時間打ったパチスロ肩こりは少しは解消されるかと思います。

肩こりを解消することで、仮に高設定を掴んだときや、どうしても閉店まで打ち切りたい時への対応をしっかりしておきましょう。それではみなさん元気なパチスロライフをお過ごしください。PTおnewでした。

 

 

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