男って今でも昔の彼女は自分の事好きだと思っている人多いですよね、僕もです。
どうもいけ団地です! 段違い!! 今回、うちいくTV のタッカムといけ団地で、現在開催中の「M-1グランプリ2021」に「ナガタイ」というコンビで出場しました。出場した経緯と感じた事をつらつらと書いていこうと思います。
タッカムとは。
タッカムは2年前に行われた、U2Aうちいくオーディションで合格した、タイ出身の男です。タイで生活していましたが、両親が日本人で帰国し、中学生から日本で暮らし始めたそうです。実は元吉本の芸人で、僕の同期なんです。お互い活動拠点が違い、タッカムは東京、僕は大阪と離れていたので芸人時代に接点はありませんでした。しかしこうしてうちいくTVを通して知り合う事となりました。現在は、エッチなお店のお偉いさんとの事で、毎日忙しいそうです。
コンビ結成とネタ合わせ
2年前、タッカムと出会った時に同期ということもあり、二人でM-1出てみたいねという話はしていました。しかしお互い忙しく会う機会もなく、時は流れていきました。そんな中、うちいくTVで新番組「元吉元」という二人の元吉本の芸人で番組を開始し、話す機会も増え「M-1へ挑戦」が実現する運びになりました。
M-1に出るにあたって、当然ネタを作らなければいけません。東京と大阪ということもありネタ合わせはリモートで行いました。
なんやこいつ。
最初はお互い探り探りやって、ある程度固まった段階で、本番10日前にやっと立ち稽古ができました。やってみた感想は一言で言うとグダグダでした。タッカムがネタをするのは10年ぶり、そう上手くはいかず、試行錯誤を繰り返しました。しかし、なんとか形を決めM-1前の調整として先輩が運営する劇場でネタを試させてもらう事になりました。
意外と知らない方が多いですが、M-1やキングオブコントなどの賞レースには1年間、お客さんの前でやっては修正、お客さんの前でやっては修正の繰り返しで本番を迎えます。それも何本も作ったネタの中でどれがいいかを選別しながら。
しかし、ナガタイはたった3回の舞台でたった1本のネタで勝負に挑まなくてはいけません。かなり二人とも緊張しながら舞台に上がりました。舞台を終え、二人でまたネタ合わせ。どこがよくてどこがダメだったのかお互い指摘しながら本番までの数日を過ごしました。この頃からタッカムが僕に気を使わず、意見をくれたのは本当に嬉しかったです。
そして迎えたM-1当日
最後の調整から4日後、M-1本番を迎えました。昼過ぎに集まり、渋谷のカラオケ店で最後の練習をして会場に向かいます。
大きい会場ということもありタッカムの様子はこんな感じ。
極度の緊張で目がバキバキでした。そして出番前、楽屋で軽くネタを合わせ、いよいよ僕らの番。タッカムと強く握手をして舞台に出ました。
手応えは「絶対受かった」、この一言でした。お客さんの反応もよかったし、今までで1番の出来でした。何より自分たちが思ったところで笑いを取れた。確信に近いものもありました。そしてその日の夜、合格者の名前に「ナガタイ」の文字はありませんでした。
僕を信頼してくれて10年ぶりの舞台で一生懸命僕の書いたネタを、僕が思っていた以上にやってくれたタッカムに申し訳ない気持ちと、受からなかった悔しさが込み上げました。それをタッカムに伝えると「楽しかったし、来年リベンジしよう。謝ることない」と励ましてくれました。
必ず来年リベンジをしようと誓いました。タッカムは芸人じゃなくて忙しい時も多いと思うけど、来年もぜひよろしくお願いします。
そして視聴者の皆さんもナガタイ、そして元吉元をぜひよろしくお願いいたします。M-1への挑戦の動画も作って貰いましたので、そちらもよかったらどうぞ。
それではまた次回! 段違い!