みなさまどうも。うちいくTV、ナカキンです。早いものでもう11月。今年もわずか2ヶ月になりました。季節も冬に近づき、夜はすごく寒いですね。
こうして暑い、寒いって普通に使っている言葉ですが、我々パチンカースロッターは違う意味で日常的にアツイ、サムイと使いますよね。そんなことを考えていると、パチンカースロッターにしか伝わらない言葉ってたくさんある気がしてきました。
・アツイ、サムイ
・低確、高確
・遅れ
・貯玉
・乱数
などなど。およそ普通に生きていると目にしないような単語の羅列です。初心者でもそれぞれ丁寧に教えれば意味はわかってくれそうなものですが、たまに理解に苦しむワードも存在します。この中で言うと「乱数」なんかがまさにそうでしょう。
高等数学や大学数学を学んだ人なら、馴染みのあるこの「乱数」と言う言葉。義務教育の数学の分野では習うものではありません。しかしパチンコスロットを語る上では、切っても切れない関係にある言葉です。思い返せば僕は昔の動画でこんなことを言っていました。
「乱数読めます。」
そんなホラを吹きながらふざけていた時もありました。正直言っていまだに乱数のことはよくわかっていません。色々と調べていくと、乱数の面白さや意外な活用方法が見えたりもしたので、今回は乱数をテーマに語っていこうと思います。
そもそもの乱数の意味とは。
まず乱数という言葉の本来の意味を調べてみました。
らん-すう【乱数】
全く無秩序に、しかも出現の確率が同じになるように並べられた数字の列。
と出てきました。ではこの乱数は、パチンコ・スロットにどのように影響しているのでしょうか。通常パチンコ・スロットは、16ビットカウンタというものを使用していて、カウントできる値が65,536個あり、それを乱数アルゴリズムによって抽出しているというものらしいです。よくわかりませんよね。とりあえず、膨大な数からランダムで当たり外れを抽選するために乱数が必要不可欠ってことみたいですね。
ここで面白いのが、パチンコ・スロットにおける乱数は疑似乱数であるという点です。これも数学的な用語なのですが、乱数には「真乱数」と「疑似乱数」というものが存在します。真乱数とは以下の性質を満たすものらしいです。
・無作為性
・予測不可能性
・再現不可能性
この3点です。しかしこれらの性質を計算だけで再現するのは不可能だそうです。なので、人間がプログラムをする際には「疑似乱数」が使われるということらしいです。
裏を返せば、この疑似乱数は、無作為ではく、予測することができ、再現することも可能ということですよね。その辺を突き詰めると、いわゆる波理論とかに派生していくんでしょう。あくまで人間が作っているものなんで、何かしらのクセや偏りはあるよねっていうのが疑似乱数を用いたパチンコ・スロットの面白いところなのかもしれません。
ゲームにおける乱数調整。
先に述べた疑似乱数のクセや偏り、これを解析することで大昔のパチンコ・スロットは攻略法が存在し、大儲けすることもできたという都市伝説もありますよね。今の機械は完全に暗号化され、内部解析できないようになっているためにそのように攻略することはできません。
しかしコンピューターゲームの世界ではいまだに解析され、乱数調整をする文化が残っているようなのです。
(ポケモン公式サイトより)
みんな大好き「ポケモン」にも乱数調整を試みている人がいるそうです。メーカーとプレイヤーのいたちごっこで対策はなされているようですが、特定の手順を踏むことで強いポケモンが手に入る方法なんかがあるみたいです。当然グレーゾーンなので詳しくは述べませんが、この疑似乱数を用いて色んなことを考える人がどこの世界にもいるのだなぁと感じました。
日常における乱数調整
ここまでパチンコ・スロットやゲームにおける乱数の意味を話してきました。あくまで人がプログラムした疑似乱数はやり用によっては調整することさえできるということを学びました。
ではこれを何か日常に応用することはできないでしょうか。小さな出来事でも、「あ、今乱数調整してるかも。」と思いながら生きていくことで少しばかり人生が楽しくなるかもしれません。例えばこんな感じ。
我々うちいくTVでは、昼ご飯に行った後みんなでコンビニに行き、各々好きな商品を買ってジャンケンで負けたものが全て支払うというしきたりが存在します。
こうした勝敗表まで作られています。これは福岡支部のものですが…。
マイケル負けすぎでしょ。
何も考えずにこのゲームに参加したならば、負けて落胆、勝ってラッキー程度で終わります。しかし、このジャンケンの勝ち負けを人生の乱数調整と思って参加したならば、見え方が変わってくるかもしれません。
ここで負けたから明日のパチンコは勝てる、そう思ってもいいでしょう。逆にここで勝ったから、今日パチンコに行くのはやめておこう、こう思うのもまた良いかもしれません。
こうして僕たちは日々、人生というゲームを攻略していくために乱数調整に勤しんでいるのです。そう考えるとなんでも楽しくなってきます。
というわけで今回は、言葉だけではあまりにも難しい「乱数」について話してみました。途中にも書きましたが、乱数について詳しくなったところでパチンコ・スロットが勝てるようになるわけではありません。日常のお遊び程度で頭に入れておくと、新たな発見が出てくるかもしれませんよ。それでは今週はこの辺で、さいなら。