みなさまどうも、うちいくTVナカキンです。9月に入り、気候が大分涼しくなってきましたね。むしろあの夏のむさ苦しさが恋しくなってきている方も多いはず。そんなあなたにぴったりな「ナカキンの戯言」のお時間です。今回もむさ苦しく、ジメっとした内容でお届けしていきたいと思います。
そんな僕は今、新幹線の中でこの記事を書いております。仕事で大阪へと向かっている途中です。
職業柄、新幹線に乗ることも多くなりました。案外新幹線の中は、こうした作業に向いています。1時間から2時間、何もできない閉鎖空間なので結構集中できたりするんですよね。まぁ大抵寝て過ごしていることが多いのですが。
東京から大阪へは約2時間半ほどで着きます。コラムを1本書くには十分すぎる時間です。そう考えると、東京大阪間って近いなぁと感じます。
(Googleマップより引用)
距離にして約500km。こうしてマップで見ると遠いですが、飛行機だと1時間少々で着いてしまいます。この仕事を始めてから、全国各地色々なところへ行かせてもらいました。おそらく僕の記憶が正しければ47都道府県中43都道府県に行ったと思います。おそらく未開の地は、島根と鳥取と青森と秋田です。
どこを起点とするかにもよりますが、主要な都市であれば飛行機や新幹線を使えば案外すぐに着いてしまうもの。すると自ずとこんな考えが産まれてきました。
「移動って距離じゃなくて、時間だよな。」と。
例えば、「今から東北の仙台に行ってくれ。」と言われたとしましょう。普通に考えれば、「いやいや遠いですよ。」となりますよね。しかしこれも東京からなら飛行機で1時間、新幹線で2時間と案外近く感じます。
というわけで今回は、僕の考える「距離と時間」について書いていきたいと思います。
関東人の謎の感覚
「距離と時間」。これを考える時に、その人の出身がどこかというのが非常に重要なファクターになる気がします。僕は九州の大分県大分市出身です。大分市は比較的狭いので、大抵の人は中心部から車や電車で30分圏内の所に住んでいます。距離にしても10km〜20km圏内。妥当な移動距離と時間だと思います。
大分の人間が遠出をするといえば、福岡でしょう。買い物や旅行など、みな都会の福岡に憧れて休みの日にはこぞって行くものです。
(Googleマップより引用)
距離にして約200km。車で2時間〜3時間といったところでしょうか。大分-福岡間には新幹線などもなく、大分空港へのアクセスもあまり良くないので、公共交通機関でも2時間以上かかってしまいます。どんな手を使おうが2時間以上は必ずかかるってことですね。僕はこの感覚を持って育ってきました。
しかし最近東京へ来て、驚いたのが関東人の移動時間の長さです。調べてみるとこんなデータを見つけました。
(出典: 片道の通勤通学時間/株式会社マクロミル調べ)
全国の通勤者の通勤時間と、東京、大阪を比較したものです。これを見ると、東京都内通勤者の実に55%が1時間以上かけて毎日通勤していることがわかります。1時間30分より長いという層も全体の5.8%と数にするとかなりの人数いるようです。
これは先に述べた大分の人間の感覚だと、毎日大分から福岡まで通勤しているようなもの。中にはそんな方もいるのかもしれませんが、現実で聞いたことはありません。都内の家賃の高さや住みにくさなど、原因は様々でしょうが、おそらくこの時間感覚は九州の人間にはありません。
しかし、関東の人はこれが普通。毎日長時間、通勤に費やすお父さんの背中を見て育った人も多いのではないかなと思います。その通勤者が多く住んでいる関東圏の地図はこんな感じ。東京駅から70km圏内くらいに大体収まります。
(CamCam.jpより引用)
この比較から導かれるのは、田舎の人は距離より時間を重視し、都会の人は時間より距離を重視しているということでしょうか。育った環境によって、大人になった時の距離と時間への感覚も変わってくるんだろうなぁと思います。
福岡より近い北海道、韓国より遠い三重
そんな時間感覚を持っている九州出身の僕ですが、今までいろんなところへ行きました。昔から動画を観てくれている方なら馴染みの深い北海道。僕は第二の故郷と呼んでいます。
この動画で訪れた、北海道の湧別町。日本地図で表すとここです。
(Googleマップより引用)
距離にして1,400km。しかし、飛行機なら…。
(Googleマップより引用)
1時間40分。僕の感覚で言えば、福岡より北海道の方が近いということになります。
以前韓国に行かしてもらったこともありました。
約3年前、韓国は仁川にある「パラダイスシティ」にてカジノをする動画に出演させてもらいました。
(Googleマップより引用)
海を渡った隣国ですが、飛行機で2時間半でついちゃうんですね。これと比較するのにぴったりな場所を見つけました。
2年前にオールナイト企画で行った三重県尾鷲市、熊野市です。紀伊半島の下の方に位置するこの場所。とにかく向かうのが大変でした。電車で乗り継いでこんな感じ。
(Googleマップより引用)
片道で5時間以上。韓国までを往復できる時間かかってしまいます。この感覚だと、韓国より遠い三重県ということになってしまいます。
いかがでしたでしょうか。今回はナカキンの思う「時間と距離」について話してみました。皆さんの感覚では時間と距離、どちらを重要視しますでしょうか。また前みたいに、時間と距離を気にしながら気軽に旅行のできる日々が早く戻って欲しいものです。それでは今回はこの辺で、さいなら。