段違い!! こんにちは、いけ団地です。最近暑くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は家のクーラー代が勿体無いので近くのパチンコ屋さんで涼しむ毎日です。
さて今回の”こらむ”のテーマは「長崎」についてです。
僕は何を隠そう長崎県佐世保市出身でして、このコラムを通して皆様に長崎のいいところを紹介しよう!! ということではなく……。今回は、長崎県で長きに渡り言い争ってきたある議論にメスを入れたいと思います。その議論とはずばり……。
長崎市vs佐世保市どっちが中心!?
長崎県出身の方はこう思ったのではないでしょうか。
「や、やめろ!この世を終わらせる気か!!」
逆に長崎県以外の方はこう思ったのではないでしょうか。
「どっちでもいいよ」
違う……違うのです。これは長崎県民にとって重大な事なのです。この議論は長崎市民と佐世保市民が一緒になると必ずと言っていいほど議論になる話なのです。殴り合いもあるとかないとか。というわけで今回は、長崎市と佐世保市の事を調べてまとめてみました。僕は佐世保市出身ですが、あくまで客観的にこの議論に終止符を打ちたいとおもいます!!
長崎市の魅力
長崎市は長崎県の西端に位置する港町です。まず注目して頂きたいのは2つの世界遺産。日本国内で2つの世界遺産があるのは長崎市が唯一なのだそうです。有名なのは炭鉱の島「軍艦島」明治日本の産業革命遺産として登録されました。もう一つは「大浦天主堂」カトリック教会堂です。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産として登録されています。この二つが日常に存在していて、常に歴史を肌で感じることが出来ます。僕の周りでも軍艦島ファンは多いですね。軍艦島クルーズというクルーズ船も出ているので興味のある方は是非。※僕は行った事ない。
(長崎旅ネットより引用)
次にロマンチストの方は必見な夜景です。長崎市は坂の街とも言われ平地が少なく建物が密集しているので、長崎港とその家々の灯りが長崎の夜景を演出しています。「世界新三大夜景」にも認定されています。長崎の夜景を見せればどんな女性もイチコロ間違いなし。※諸説あり!例外あり!
(長崎市公式観光サイトより引用)
次にグルメについてです。長崎は鎖国の時代に開港した場所ということもあり、海外から影響を受けた料理が多くあります。有名なのが「ちゃんぽん、皿うどん」あとは「トルコライス」や円卓テーブルに並べられるおもてなし料理「卓袱(しっぽく)料理」など様々な世界の料理を食べる事ができます。そして何より海に囲まれていることもあり、250をも超える種類の魚が水揚げされることから色んな種類のお刺身、魚料理を食べれるのも魅力の一つです。僕の長崎市オススメ飲食店リストはこちら。
(有)水産食堂
アットホームでいつでも行きたくなる。安いし新鮮なお魚も食べれます。
酒菜処 のさ庵
酒飲み必見。美味しい鯨もあり最高。
あとちゃんぽんの美味しい所教えてとよく聞かれるのですが、地元民の意見だとちゃんぽんは家で食べる感覚なので答えられません。ごめんなさい。ちゃんぽん美味しい所はいっぱいあるはず!知らんけど!
※思案橋っていう大人の社交場はキャバクラがビビるぐらい安い。俺は付き合いで行ったことあるよ。付き合いでね。付き合いで。
佐世保市の魅力
続いて我が地元佐世保市の魅力をお伝えします。佐世保市は元々人口約4000人の小さな村でしたが、旧日本海軍の鎮守府を置くことが決まり、国の要衝となった佐世保には全国からたくさんの人が集まるようになったそうです。(知らんかった)その後、全国から人が集まり色んな文化や考え方が取り入れられる事となり、今でもその名残から街全体が色んな人を受け入れる耐性があります。(ほな長崎市とも仲良くしてぇ)今では海軍基地もあるので、海外の方とのコミニケーションも取れます。
また街並みとしては、自然と都会が密接で少し歩けば海や山、そこから少し歩けば人の生活空間とどちらも感じられるお得感のある街並みです。
(長崎県佐世保市ふるさと納税サイトより引用)
直線距離が約1キロと日本一長いアーケード「四ヶ町アーケード、三ヶ町アーケード」が生活の基盤となっており、そこではなんでも揃っちゃいます。今はコロナの影響でやっていないかと思いますが、年越しの際には深夜12時からアーケードのお店が一斉に開き「初売り」が開催されます。その時だけ夜中に小中学生が外に出ても許されるという独特な風習がありました。大阪来た時初売りが深夜に始まらないのは衝撃的だったなぁ。
(長崎旅ネットより引用)
そして佐世保の台所「戸尾市場」新鮮な食材やアットホームな人々に触れて買い物をすることが出来ます!(僕の実家もこの市場で婦人服店を営んでおります。みんな行ってみてね♡)
絶景で有名な「九十九島」年間を通してマリンスポーツやツーリング、釣りや無人島ツアーなど自然を感じながら遊び倒せます!
(九十九島パールリゾート公式サイトより引用)
そして何より外せないのがハウステンボス。四季折々のイベントや、佐世保独自の造船の技術を使った船でワンピースで出てくるサウザンド・サニー号は圧巻です。
(ハウステンボス公式サイトより引用)
海も近いことからやはり魚介類も外せないんですが、みなさん佐世保と聞いて思いつくのはやはり「佐世保バーガー」ですよね。佐世保バーガーってみんな一緒じゃないのと思いがちですが、答えはNOです。そこで僕のオススメ佐世保バーガー屋さんをご紹介します。
らりるれろ大野店
ここはサクッと手軽に食べれる佐世保バーガーが特徴的。ちなみに僕はよくホットドッグも食べていました。あとサイドメニューも豊富でチキンもオススメ。
佐世保バーガー BigMan 上京町本店
ハンバーガーもオススメですが、僕が食べて欲しいのはホットサンド。ボリュームも味も佐世保バーガーに負けてません!
ハンバーガーショップ ヒカリ
お待たせしました、佐世保バーガーといえばここ。暴走族が静かに行列で並んでたのは今でも忘れません。説明不問、食べて下さい。
なぜこんな議論になるのか
こんなにも素敵な長崎市と佐世保市。なぜどちらが中心かという不毛な議論になるのでしょうか。
いくつか原因はあると思うのですが、一つは「二つの街のタイプが違う」です。長崎市は歴史的な街並みや観光を日常的に取り入れている「歴史に重きを置く街」です。佐世保市ももちろん、カトリック協会があったり米軍基地があるので歴史を感じる事は出来ますが、全面に押し出すというよりも「歴史を残しつつ新しい物を取り入れる街」なのです。
このように同じ県で全く違う考え方の都市がある場合、区別や差別が生まれてしまうような気がします。(人間関係もそんなこことありませんか?)
もう一つは「県民性」です。あくまで僕のイメージですが長崎県出身の人はプライドが低そうで高い人が多いです。普段はすごく控えめなのに、プライドを持っているところをつつかれるとムッとしてしまうような。僕もそうだから思うのかもしれませんが……。
この県民性から、変に意地をはって「そっちがそう来るならこっちはこれだ!」とか「はいはい。観光客多いのはこっちだし全国的に有名なもんはこっちが多いし!」など自分たちの慣れ親しんだ街にプライドを持つ人が多いように感じますし、上げ足の取り合いになってるように感じます。自分の街にプライドを持つことはいい事なんですが、それを表に出さず張り合わなければいいのに……。
僕もすぐちょっとしたことで張り合おうとするからなんとも言えんけど……。
ちっちゃい人間だからなんとも……。
※あくまでいけ団地の見解です。
結論
つらつらと長崎市と佐世保市の特徴を書いて自論を唱えましたが、結局言えることは、「どっちが中心だろうと長崎県を良くしようという気持ちは一緒だから仲良くせぇ」です。自分が住んで育った街が素敵に思うことはどこの地域でも一緒です。せっかく昔に開国をして歴史を作り上げた良い街々なのに現代になって各々で鎖国してるように見えてしまいます。これからはこの議論になったときは「長崎市もいいし佐世保市もいい所いっぱいあるよね」と柔らかく終えて下さい。そうすれば互いに手を取り合いもっといい長崎県が生まれると思います。
皆さんも是非コロナが落ち着いたら、長崎県に遊びに行って長崎市、佐世保市両方堪能してみて下さいね。
PS:ちなみに僕は長崎県の中心は佐世保だと思っています。ハウステンボスもあるし佐世保バーガーもあるし、長崎といえば佐世保って世間のイメージがあるんだから!!あとは!…………。