みなさまどうも、うちいくTVナカキンです。今週もナカキンコラムのお時間がやってきました。憂鬱な月曜日をスッキリしたものにするために、毎週お届けしております。ぜひお付き合いください。
8月ももう終わり。まもなく9月になろうとしています。そんなこんなしていたらすぐに年末になり、今年もあっという間に終わってしまいそうです。年末になると毎年考えることと言えば…。
「今年いくら負けたんだろう…。」これに尽きます。日々勝ち負けと向き合っている僕ですので、日々の負けはそんなに考えてはいません。寝たら忘れてしまいます。しかし年単位で振り返った時に、とんでもない額負けていて、肩を落とすというのを何年も繰り返しています。
突然ですが皆さん、「控除率」という言葉をご存知でしょうか。当然知っているよという方もいれば、初めて聞いたと言う方もおられるかと思います。前提として賭け事は、胴元が必ず勝つ仕組みとなっており、ある一定の手数料が取られます。その手数料の割合のことを控除率という言葉で表しているんですね。この控除率があるせいで、我々は毎年負けます。しかしこれがないと、賭け事そのものが成り立たないという、カラクリにもなっています。
というわけで今回は、僕の考える控除率についてあれやこれやと話していきたいと思います。
控除率のあれこれ。
まずは日本の様々な遊戯や公営競技の控除率を紹介します。
・宝くじ 55%
・スポーツ振興くじ 50%
・競馬 20%〜30%
・オートレース 30%
・ボートレース、競輪 25%
・パチンコパチスロ 10%〜15%
となっています。これを見てみると、一番世間に受け入れられているであろう宝くじの控除率が一番高いということが伺えます。控除率55%というと、期待値的に10,000円分の宝くじを買った場合、4,500円しか戻ってこないよと言う意味です。当然億クラスのくじを当てる方もいるので、あくまで平均値です。
そこから段々と控除率は下がっていき、我々が最も深く接しているパチンコ・パチスロは10%〜15%なのだそうです。そう考えると優しいようにも思えてきますが、負けてしまうことも多いのが現実。台選びや店選びなど、人間の思考が、宝くじなどと比べて多く作用することが控除率を下げている要因なのでしょうか。だとすると負けてはいけないよなぁと、尚更思えてきました。
とはいえ、年間の収支をつけているわけではないので、案外数字にしてみると大したことなかったりするのかもしれません。僕はずっと収支つけない派なのですが、皆さんはいかがですか? だから負けるんだよという意見もありますが、つけない幸せも多くあるんですよ。この話題はまたの機会にするとして、パチンコ・パチスロの次に多く遊んでいる、公営競技についてはどうでしょう。
控除率の壁、恐るべし。
先日、初めて競輪のお仕事をさせていただきました。YouTubeでの生配信のお仕事でした。アーカイブはこちらから。
競輪自体はほぼ初めてだったので、詳しい方に教わりながら自分なりに予想を立てて車券を購入しました。そしてこれがまさかの…。
当たる、当たる。しかもそれも万車券と呼ばれる1万円以上の払い戻し。教科書通りのビキナーズラックにより、この日の回収率は当然100%超え。控除率は0%、いやむしろマイナスです。こんなのがずっと続けば良いのですが、そう簡単にいかないことはわかっています。
僕が主戦場としている公営競技であるボートレース。ボートレースは「テレボート」というネットの投票システムを使っています。これがまた便利でして…。回収率はどのくらい、今までいくら勝っている、負けているかというのが全て出るんですね。隠す必要もないので、僕の今年1年間の収支を公開したいと思います。
それがこちら。回収率は77%。つまり控除率は23%。概ねボートレースの控除率である、25%に近づいています。となるとこれは平均的な収支であると考えて良さそうなのですが、金額にすると約60万円負けています。
勝ったり負けたりを繰り返して、最終的にこのくらいの%に落ち着くんですよね。控除率恐るべしです。ボートレースファンの中にはこの控除率を「壁」と呼ぶ人もいます。この壁を超えた時にやっと勝利と呼べるのです。ちなみに去年の年間収支はこんな感じ。
面白いですよね。去年も年間を通して回収率は76%、控除率は24%ときっちり25%あたりの数字で収まっています。
とまぁこんな感じで、賭け事と向き合っていくための控除率の現実をお伝えしてみました。パチンコ・パチスロの収支をしっかりつけている方や、公営競技を楽しんでいる方も、年末を迎えるまでに一度控除率の壁を超えているのかどうかチェックしてみると面白いかもしれません。
今月の僕はさらに負けが込んで、控除率の壁さえ見えない平地をうろうろしている所です。それでは今週はこの辺で、さいなら。